アップル嫌い

ipod nano 5Gの分解をした。

アップルが大嫌いになった。元々特に好きじゃなかったけれど、二度とアップルなんて買うか、てな気分になった。

この小さくてスタイリッシュなボディにこれだけの高機能を詰め込んだのは確かにスゴいと思う。でもそのために無理がかかっているのも良くわかったし、なによりいやらしい小細工に愕然とした。

まず部品の外しにくさが異常だ。クイックホイールやカメラ、ディスプレイカバー全部粘着テープでとめられておりコジる隙間もないのだ。(昔アップルにバッテリー交換を依頼したとき新品交換されたわけがわかった。)

だが極めつけは、筒状のボディから基盤とバッテリーを抜き取ろうとしたとき、バッテリーが接着剤でボディにとめてあったことだ。100歩譲って粘着力の弱い両面テープなら許せるが、接着剤は悪意しか感じない。構造上バッテリー交換をしようとするとバッテリーがちぎれるか何らかの損傷を受ける仕組みになっているわけだ。無傷では分解できないようにわざとトラップが仕掛けてあるのだ。

いくつかipodシリーズを開けていて思ったのが、アップルの製品は美人だけどプライドがメチャクチャ高くて、表の顔と裏の顔が全く違う人みたいだなということ。

外面はとてもいいし良く動くが、腹の中では相手をバカにしていて、金の払いがいいうちはニコニコしているが、金の払い滞ると途端に態度が急変し、冷たく無視する。説得しようとするとヒステリーを起こし拒絶する。絶対に相手に主導権は与えない、そんな感じがする。

アップルを気持ちよく使うためには、アップルにとっていいお客でいつづけなければならない。その上長く使えるわけでも、自由に使えるわけでもなく、アップルに言われた通りの使い方でなければならない。何かあったらアップルにまかせろ、お前は何も知らなくていい、他のやつに触らせると痛い目にあわせるぞと暗に言われている。

今となってはアップル製品の表面には「どう?美しいでしょ?洗練されてるでしょ?持ちたいでしょ?」と書かれていて、

中身には「お前は金さえ払ってりゃいいんだよ、バーーーカ!!」と書かれているように思える。アップルに比べたらソニータイマーなんてかわいい方なのかも知れない。

さんざん悪口を言ってきたけれど、デザインはカッコいいし、綺麗だし、話題性もあるし、直感的(のような)操作ができるし、カメラやアプリもいいし、まぁトラブルや不自由がない限りはいいじゃないかな。

でも自分はもう買わないな。